いもあらい地蔵尊
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昔は「疱瘡(天然痘)」のことを”いも”と言いました。そして集落の入り口や峠に疱瘡(いも)が入って来ないようにとの願いからお地蔵さんを祀りました。これが「いもあらい地蔵尊」です。
このあたりは昔「いもあらいしば」と呼ばれており、そばには「いもあらい川」が流れていました。有名な「久米仙人伝説」の中の”空を飛んでいた仙人が、川で洗い物をしていた若い女性(妹)の白いふくら脛を見て心を乱し、飛行の神通力を失ってその女性の前に墜落した”ところ、と言われています。 「疱瘡(いも)洗い」・「芋(いも)洗い」・「妹(いも)洗い」の言葉が重なるところから、「地蔵」と「伝説」が結びついたのでしょう。 なお「いもあらい地蔵尊」は、現在の場所から50メートル西の国道沿いにありましたが、2016年県道敷設のため現在地に移されました。
- 住所
- 奈良県橿原市石川町
- 交通・アクセス
- 近鉄橿原神宮前駅より北東へ徒歩5分