蘇我氏ゆかりの地を巡る
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今井町
現在も町の大半の町家が大切に保存され、江戸時代の姿を残す今井町。 飛鳥川の流れにかかった蘇武橋を渡ると、現在も江戸時代そのままのたたずまいと情緒を残す町・今井町があります。 江戸時代のまま残され、時代劇の撮影などにも使われる町並みは、世界的に貴重な財産であり、平成5年には「重要伝統的建造物群保存地区」の選定を受けています。東西約600m、南北約310m、面積にして17.4haの地区内には、全建物数約1500棟弱のうち、約500棟の伝統的建造物があり、全国で最も多い地区となっています。また、国の重要文化財が9件、県指定文化財が3件、市指定文化財が5件あります。
正連寺大日堂
国指定の重要文化財です。建造形式は、桁行三間、梁行三間、一重、寄棟造、本瓦葺。 もとは佛起山(ぶっきざん)普賢寺(ふげんじ)と言われていましたが、明治の廃仏毀釈により普賢寺が廃絶することとなり、正蓮寺(しょうれんじ)に管理が引き継がれました。 大日堂(だいにちどう)は、文明十年(1478年)の上棟札があり、完成したのは文明十七年ですが、康正二年(1456年)から文明十七年(1485年)の墨書なども発見されており、完成までの間約30年の歳月が要していたと考えられています。これは、おそらく応仁の乱の動乱期の影響とも思われます。室町時代の小規模な仏堂としてはとても貴重です。 本尊の大日如来坐像は、鎌倉時代の作とされ、国の重要文化財に指定されています。
入鹿神社
入鹿神社は廃寺真言宗高野山派仏起山普賢寺の東南部の一段高い所に西に向かって建ち、もとは同寺の鎮守社であったと伝えられる。祭神はスサノオノミコトと蘇我入鹿の両柱を合祀しています。現在の橿原市周辺は蘇我氏のゆかりの地であり、「蘇我」、「曽我」といった地名も残っています
人麿神社
人麿(ひとまろ)神社は、万葉歌人で三十六歌仙である柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)を祭神とする神社です。石灯籠と狛犬は明治14年に奉献されています。 神社のある地黄(じお)町の地名は、漢方の薬草サオヒメ(地黄)を盛んに作っていたことに由来すると言われています
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